
写真:Stray Kids公式サイト
Stray Kidsの最新アルバム『Hollow』が、7月1日付のオリコン週間アルバムランキングで堂々の1位を獲得。
しかも初週売上は日本国内だけで20万枚近く。
すごい。間違いなく快挙。
だけど──SNSではこんな声が増えていた。
「この感じ、なんか“義務”になってきてない?」
「数字が先にあって、それに感情が追いついてない気がする…」
数字が「すごい」のに、なぜ“置いていかれた感”があるのか?
Stray Kidsの人気は本物だ。
でも、今回の“1位”にはちょっとだけ妙な空気が漂っている。
編集者のつぶやき:
「“また1位!”って聞いても、正直あんまり驚かなくなってきたよね…」
業界関係者によると、今回のアルバムでは
“事前買い上げ型プロモーション”が展開されていたという。
・CD販売代理店が初動で数万枚を買い上げ
・イベント時に「予約済商品」として配布 or 分配
・在庫として回収するリスクはほぼなし(即転売・特典つきで処理)
この“代理購入分”も、オリコンの出荷ベースにカウントされる。
ファンに届く前に、「1位の数字だけが先に走っている」
SNSやXでは、発売直後からこのような投稿が並んだ。
「まだ聴いてないけど、初日10万枚おめでとう!」
「なんかすごいらしい! とりあえずおめでとう!」
……うん。すごい。でも、“らしい”ってなんだろう。
Stray Kidsの楽曲は深いし、表現力も群を抜いている。
なのに、「曲を聴いてないけど買う」「内容より数字」──
そんな空気が強くなると、“ストーリーのない成功”に見えてしまう。
編集者のぼやき:
「数字を“体感できない1位”って、ちょっと寂しくない?」
実は、オリコンランキング自体が“もう信じられてない”現場の声
音楽業界の中でも、今のオリコンチャートを“リアルな指標”と見ている人は少ない。
ある販促担当はこう語る。
「もはや“売れた”じゃなく“売れたように見せた”ランキング。初動にすべてを詰め込んで、あとは急降下しても誰も気にしない。そういう仕組みで成り立ってます」
“週間1位”を確保するには、“初日”で勝負が決まる。
そのために、複数枚購入キャンペーンやイベント連動が加速していく。
ファンが「応援のために買う」というより、「応援のために買わなきゃ」になっている。
“数字”がファンの誇りから、いつの間にか“プレッシャー”に変わっている
Stray Kidsのファン(STAY)は熱くて、クリエイティブな人が多い。
でも最近は「応援が疲れる」「ペースについていけない」という声も目立つ。
「1位おめでとう」って言わないと冷たいと思われる
「アルバム買った?」っていう空気が怖い
「ただ音楽が好きなだけなのに、数字の歯車みたいになってる」
そう、“応援”が“義務化”する瞬間が一番つらい。
編集者の心の声:
「ファンダムって本来、楽しくて自由なはずなのにね…」
音楽より数字が先に消費される時代──その先に何が残るのか
Stray Kidsは、音楽性もビジュアルも揃ったグループだ。
だけど、もし“1位の連続”だけが先行しすぎたら──
「このグループ、すごいらしい」
でも「何がすごいのか」はもう、誰も語らなくなってしまうかもしれない。







