
2024年2月、東京ドームという異例の舞台で華々しくデビューしたNCT WISH。
NCTという超大型ブランドの名を背負い、「WISH for Our WISH」のスローガンとともに放たれた新星──
……のはずだった。
だが、現場の声を拾っていくと、こうした声が少しずつ増えている。
「思ってたより静か」
「NCTらしさ、どこいった?」
「これはNCT“の皮を被った新人”では?」
その違和感は、見えないところでじわじわと積もっている。
「NCTの一員」ではあるが、「NCTファンに歓迎されている」とは限らない
NCTファンにとって、NCT WISHは突如投入された“別物”だった。
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韓国拠点ではなく日本中心の活動
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SMルーキーからの自然な合流ではなく、“日本版オーディション”組の構成
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他ユニットとのコラボや合流の明確な予定も見えない
この結果、従来のNCTファンからは
「WISHだけ別ライン」「コンセプトも異物感ある」という距離感が広がっている。
“一緒に育ててきた感じがない”グループなのだ。
メンバー人気と活動戦略の“ミスマッチ”
NCT WISHのメンバーは、ルックスも実力も申し分ない。
特に日本人メンバーを中心にした構成で、グローバルを見据えた戦略は明確だ。
でも問題は、その「売り方」と「受け取り方」がズレていること。
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実力派で売っているのに、曲はアイドル寄り
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爽やか路線で打ち出したのに、NCTらしさは控えめ
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韓国では地味、日本では固定ファン以外に広がらない
結果、「どこでバズらせたいの?」という戦略の不透明さが漂う。
NCTという“システム”の限界が、ここにきて露呈
NCTは「無限拡張型アイドル」を標榜してきたが、
WISHの登場で初めて“収拾がつかなくなってきた”感が出てきた。
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ファンダムの分裂(WISHだけ追う or 他ユニットとの線引き)
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SM本体のNCTへの投資配分の曖昧化
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メンバー同士の絡みの少なさ・コネクションの希薄さ
WISHは「NCT名義での別事業」として運用されている印象が強く、
その温度差が、熱量の持続を難しくしている要因のひとつとなっている。
期待値だけが先行した「NCT WISH」のその後
東京ドームでデビューし、NCTの名を冠し、SMから満を持して送り出されたWISH。
でも今は、その派手な肩書きと“見合う存在感”に追いつけていない。
誰もが願った「新しいNCTの可能性」は、
少しずつ“別枠アイドル”として認識されはじめている。
その時、ふと思うのだ。
WISHという名前に込められた“願い”は、本当にメンバー自身のものだったのか?
それとも、会社側の一方的な願望だったのか──と。







