THE BOYZ|コンセプト職人ゆえの迷走。“器用貧乏”が生んだアイデンティティの混乱

THE BOYZといえば、“コンセプトの天才”と呼ばれてきた。
清涼・ダーク・セクシー・ファンタジー……
どんな世界観にもハマるビジュアルと表現力で、K-POP界でも異彩を放っていた。

でも2025年。
その器用さが、逆にグループの“色”をぼやけさせはじめている。


「すごい」けど「印象に残らない」ジレンマ

最新曲「MIST」も、ビジュアルも楽曲も完成度は高い。
だがSNSでは、こんな声も目立つようになった。

「結局、THE BOYZってどんなグループ?」
「顔もパフォもいいのに、なぜか印象に残らない…」

原因ははっきりしている。
THE BOYZは“毎回違う顔”を見せすぎてきたのだ。

  • 「MAVERICK」の反逆コンセプト

  • 「WHISPER」の清涼ラブソング

  • 「REVEAL」のビジュアル系ダークセクシー

  • 「THRILL RIDE」のハイテンション路線

どれもハマっていた。
でもそれが「ブレない個性」にはならなかった。


ファンの中でも起きている“解釈のズレ”

THE BOYZのファンは、今や多様だ。
どの時期から好きになったかで、「推しのイメージ」が大きく違う

「MAVERICKの男っぽさが好きだった」
「初期の清涼感こそ本来の姿」
「最近は世界観が難しくなってきてて疲れる」

つまり、THE BOYZをどう“捉えるか”がファンの間でもバラバラになってきている。

統一されたアイデンティティがない分、
ファンの共通認識が育ちにくいグループになってしまったのだ。


メンバーは個性的なのに、“グループ像”が薄い

個々のメンバーは確実に光っている。

  • ジュヨンのカリスマ

  • キューのダンス力

  • サンヨンの安定感

  • ニューの柔らかさ

でもグループとしてまとまった時、
「THE BOYZらしさ」がぼんやりしてしまう。

これは“できすぎるグループ”にありがちな罠でもある。

何でもこなせるからこそ、何者でもなくなってしまう。


THE BOYZは“変身”の次を見つけなければならない

K-POPでは「多彩さ」は武器になる。
だが同時に、それが「迷走」にもつながる。

THE BOYZは、今まさにその岐路に立っている。

変身し続けてきた彼らが、
どこかで“自分たちの地”に足をつけられるか。

その答えが見つからない限り、
“コンセプト職人”という称号は、逆に彼らを縛りつけてしまうだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です