XGは、“ルーツを超えたグローバル設計”ゆえに、共感の着地点を探しているグループ?
XGは、全員日本人で構成されながら、韓国を拠点に英語曲を中心に世界展開するという極めてユニークな構造を持ったガールズグループ。
「K-POPらしい完成度と世界観」
「メンバー全員が日本人なのに、国境を感じさせない表現力」
「英語圏を中心に確実に存在感を高めている」
──たしかに、今までにないタイプのグループとして注目されています。
ただ一方で、「どこに属しているのか分からない」「感情移入しづらい」といった声も、ファンの間で静かに広がり始めています。
編集者コメント:「洗練されていて格好いい。でも、どこか“人間らしさ”や“共感ポイント”がつかみにくいのが気になってしまう」
第1の構造|全員日本人で“グローバル×K-POP”を融合したモデル
XGは、韓国の育成ノウハウを導入した日系プロジェクト(XGALX)から誕生。
英語楽曲を軸に活動しており、韓国・日本・欧米どのカテゴリにも完全には当てはまらない独自の立ち位置にあります。
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韓国ではK-POPガールズグループとして紹介されることも
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日本では“海外で話題の日本人ガールズグループ”という枠で報道
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英語圏では“新鋭アジアンガールズユニット”として注目されつつある段階
この構造がある種の“柔軟さ”を生む一方で、「どの国のファンダムも“母体”になりきれない」という距離感にもつながっているという見方があります。
第2の印象|個性よりも“ブランド感”を優先する統一スタイル
XGの公式コンテンツは、全体的にビジュアルや表現が非常に統一されており、
「クール」「洗練」「強い女性像」といったキーワードが前面に出ています。
その一方で、
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メンバーのキャラクターが掘り下げられる機会が少ない
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自己紹介や自然なトークよりも、演出された世界観を優先
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「誰が誰なのか把握しにくい」という声が新規層を中心に見られる
など、“個人への共感”より“グループ全体のパッケージ性”が重視されている印象もあります。
第3のマーケティング戦略|SNSバズと海外拡散に特化した展開
「SHOOTING STAR」「LEFT RIGHT」などの楽曲は、TikTokやYouTubeショートなどで大きく話題となりました。
インフルエンサーによるカバーダンスや、短尺の拡散を重視したクリップ戦略が奏功した例と言えます。
ただし一部では、「自然発生的な広がりというより、計画的に設計された展開に見える」という声もあり、
“バズ=共感”という方程式が、必ずしも機能しきれていない場面もあると指摘されています。
第4の文化的ギャップ|韓国語・日本語をあまり使わないことへの戸惑い
XGは英語を主言語とし、韓国語や日本語での発信が限られています。
韓国の音楽番組でも通訳を通じた受け答えが主であり、一部の韓国ファンからは「親しみが感じにくい」との意見も。
多言語グループが増える中、どの言語を主軸にするかは戦略的選択ではあるものの、“ファンとの距離感”には確実に影響するという側面があるようです。
総括|XGは、“ジャンルを越える挑戦”の中で、“ファンダムの定着”という課題に向き合う段階にある
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全員日本人ながら、K-POP的な完成度と英語戦略を組み合わせた独自モデル
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グループの世界観が強く統一されており、個人の個性が見えにくいという声も
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SNSや動画メディアでの拡散力は強いが、“継続的な共感層の形成”には課題も
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複数の文化圏をまたいで活動するがゆえに、“どこか遠く感じる”という印象を持たれることも
編集者コメント:「すごく“できすぎている”からこそ、“好き”という気持ちの置き場所が見つかりづらい。それがXGの現在地なのかもしれない」





